「医療被害防止・救済システムの実現をめざす会」(仮称)
準 備 室
―「医療被害防止・救済センター」構想の実現をめざして―


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最終更新年月日 2019年12月27日 (Since 2001.9.11)
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 年頭にあたり、日頃のご厚情に深謝し、皆様方のご多幸を心よりお祈り申し上げます。
 今年の10月で医療事故調査制度の運用開始から、満5年を迎えます。
 昨年の年頭のあいさつで日本医療安全調査機構・医療事故調査支援センターがまとめた「医療事故調査制度開始3年の動向」を拝見して、医療事故の報告件数の点とセンター調査について時間がかかっている点について若干の指摘をしました。これらの点は、昨年も概ね同じ状況を示しています。
 昨年、医療過誤訴訟の現場で弁護士として活動する中から、医療事故の被害者の置かれた状況、被告医師の不誠実さ・保身の強さ、医療界の悪弊、特に同僚かばい、相互批判の難しさの一端を改めて痛感させられました。すなわち、医師の世界では、同僚を批判することは容易ではなく、専門家の証言を得られにくいことなど、医療裁判を取り巻く状況は昔に比べ改善されてきているとは言えません。その結果、医療被害者の民事的な救済が不十分と感じさせられることもしばしばです。昔「封建性の壁」と言いましたが、医療被害者の救済を阻む壁は今でも厚く、時代が進んでも相変わらずの状況にあると感じております。
 医療事故の分析・調査・評価にあたっても、同僚の医療行為・医療内容(特に医学知識の乏しさ、医療技術のレベルの低さ)を批判することについては、とても慎重になり過ぎているように思われます。各医療機関が院内で作成する医療事故の調査報告書の中の表現の仕方についても、決して医療機関の責任が問われることのないよう、細かく神経を使っていることがうかがわれます。本来再発防止・医療安全のための事故調査であるはずなのに、あたかも自分たちの責任回避のための文書作りとなっているのではないかと感じさせられることもあります。国民の信頼を得るためにも、事故調査制度の本来の趣旨に則して、客観的で公正な事故調査がなされるよう注目し働きかけていく必要があると思っています。
 この調査制度は、責任問題と切り離して立案されました。しかし、医療者にとって責任問題を全く意識しないで医療事故の調査をすることも容易なことではなさそうです。ただ、責任問題を意識しすぎると前述の通り本来の調査制度の趣旨をゆがめることにもなりえます。
 今後この制度が責任問題と無縁に存在・発展していくことが難しい面があるとすれば、医療事故の被害者をカヤの外に置くのではなく、やはり「医療事故を防止するとともに被害者の救済を図るシステム」を構築するなど、事故調査と補償を合理的かつ有機的に関連付けて問題の解決を図る新たな仕組み作りも必要となることでしょう。
 今後も頑張っていきますので、ご支援・ご指導のほどよろしくお願い申し上げます。  

                        2020年1月1日    加 藤 良 夫




    新医療事故調査制度がスタートしました  

 2015年10月より、新しい医療事故調査制度がスタートしました。
この制度には、不十分な点もありますが、これが本来の趣旨・目的に沿って正しく運用され、安全な医療につながっていくことを心から願っております。
 日本弁護士連合会発行の『自由と正義』2015年9月号では、この制度に関する特集が組まれています。 私が執筆した一文を以下に掲載しますのでご一読ください。
 (無断掲載・転用は禁止されています)

『自由と正義』66巻9号
「 医療事故調査制度 実務上の留意点、その他の展望 ―患者側弁護士の立場から― 」

PDF文書 13.2MB

              2015.10.15        加 藤 良 夫


〜 これからも頑張っていきますのでご支援下さい 〜
 2001年9月11日に「医療被害防止・救済システムの実現をめざす会」(仮称)の準備室ができてから10年以上が経過しました。

 この間に「医療事故を防止し被害者を救済するシステムをつくりたい」という黄色の表紙のパンフレットは約2万7000部が配布済です。(2004年5月以降に発行されたパンフレットには、19名の代表呼びかけ人の方のお名前が掲載されています。) 

 またアメリカ在住の知人が医療被害防止・救済センター構想(パンフレットのP.14〜P.17の部分)を英文に訳して下さいました。アメリカのロースクールの先生の助言も得て確定しましたので、このホームページに掲載してあります。

 医療事故の防止と被害者の救済のあり方については、世界各国で検討されていることでもあり、今回英訳されたものについては、この問題に取り組んでいる外国の方々にも、関心を持って戴くきっかけになるかもしれません。

 医療事故を防止し、被害者を救済するシステムの構築のためにどうか一層のお力添えを賜りたくお願い申し上げます。
 皆さんのご協力のメニューとしては、以下のようなことが考えられます。ご協力のお申し出をお待ちしております。

 ア.賛同者、呼びかけ人等として名前を出すことができる。
 イ.このパンフレットを友人、知人に手渡すなどして広めることができる。
 ウ.多額でなければカンパなど物的、財政的支援ができる。
 エ.講演会やイベントをする時の臨時のスタッフとして協力ができる。
 オ.自宅でテープ起こしや距離的に近ければ発送作業等の事務上の手伝いが
 できる。
 カ. ホームページ作成等のIT関連の協力ができる。
 キ. 外国の制度や文献等の調査・翻訳等をすることができる。
 ク. 具体的には何もできないが心からの応援を送ることができる。
 ケ. その他

 パンフレットの作成配布等の活動費については、「医療被害防止・救済活動支援基金」から支援を受けております。

カンパの振込先は
三重銀行名古屋支店 普通預金 口座番号1303291
名義 医療被害防止・救済活動支援基金 会計 羽賀康子
   ご協力のほどよろしくお願い致します。
 


弁護士 加藤 良夫

<準備室連絡先>
医療被害防止・救済システムの
実現をめざす会準備室
  〒461-0001
 名古屋市東区泉1丁目1−35
        ハイエスト久屋6階
   TEL:052−951−8810
   FAX:052−951−8820
  e-mail BCC06176@nifty.com

<加藤良夫連絡先>
栄法律事務所
 〒460-0008
 名古屋市中区栄4−15−23
            LM1216
   TEL:052−263−1303
   FAX:052−263−1327

リ ン ク
医療事故情報センター
医療事故相談センター
医療の安全に関する研究会


「医療被害防止・救済システムの実現をめざす会」
(仮称)準備室
「医療被害防止・救済センター」構想の実現をめざして
■医療事故を防止し被害者を救済するシステムを
 つくりたい
■代表 加藤良夫 履歴

「医療被害防止・救済センター」構想
センター構想の要点を記しています
■「医療被害防止・救済センター」構想
ねらい
基本的な視点
内部機構
センターの基本的性格
保証金の財源
センターは無過失でも補償する
合議制
少額事件についても救済する
過失があるケースについて

「医療被害防止・救済センター」構想詳細
センター構想の内容を詳しく解説しています
■「医療被害防止・救済センター構想」について
1. 「医療被害防止・救済センター」の目的
2. 「医療被害防止・救済センター」の活動
3. 「医療被害防止・救済センター」の組織形態
4. 陪審制と透明性・公正さの確保
5. 「医療被害防止・救済センター」の内部機構
6. 「医療被害防止・救済センター」の財源
7. 被害者は無過失のケースでも補償される
8. 因果関係の判定について
9. 少額事件も救済される
10. 責任軽減・免除の条件
11. 国民の参加・監視の重要性
12. おわりに

「医療被害防止・救済センター」構想の基礎にあるもの
センター構想の背景・動機・問題意識を語っています
あいちホスピス研究会もみじの会第八回セミナーより
■構想の基礎
1. こんにちは
2. 医療過誤の概念
3. 医療事故被害者の願い
4. 医療過誤裁判の限界
5. 医療過誤訴訟は氷山の一角
6. 医師賠償責任保険
7. 年間の医療過誤訴訟件数
8. 医療事故、医療過誤の実数
9. 医療過誤裁判の特殊性―3つの壁(専門性、密室性、封建制)
10. 医療過誤裁判の特殊性―立証責任
11. 「医療被害防止・救済センター」構想のきっかけ

「医療被害防止・救済センター構想」のこれまでの歩み
センター構想に関する報道を中心に記しています
■これまでの歩み
前史
構想の歩み

医療被害防止・救済センター構想のパンフレット
医療被害防止・救済センター構想を
ご理解いただくためのパンフレットができました
■パンフレット
パンフレットを作成するにあたって
アンケート

模擬判定会
模擬判定会について
■模擬判定会の内容
模擬判定会のねらい
模擬判定会の準備
模擬判定会の当日
模擬判定会についての新聞記事
模擬判定会から学んだこと

資  料
講演の内容等が掲載されています
ジャミックジャーナル 2002年4月号P.8〜9
日本病院会雑誌 2002年6月号P.13〜P.23



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